2016/02/11

過払い金請求 28


 最後、ごめんなさい、余計なことですけれども、先日、クレディアという会社が民事再生の申立てをしました。で、実は明日、本会で、そのクレディアの問題についての110番をやることになっています。急だったので、これは執行部というか、委員会で対応して、電話相談を明日本会で一日受けることになっています。どうしたらいいかっていうことで、非常に悩むと思いますけれども、再生手続きが今後どういうふうに進んでいくかっていうのはちょっとわからない部分があるので、何とも言えないんですけど、ポイントとしては、クレディアと取引がある人で、過払いになっているケース。その場合は、放っておくと、過払金が、再生手続上で、要するに除外されてしまって、請求できなくなってしまうおそれがあります。だから、再生手続きの中で、過払い債権者として裁判所に届出を最低限していく必要があるということです。ですから、何のために明日、110番をやるかっていうと、そういう人(除外されてしまう人)が出ないように、過払いになっている人はちゃんと債権届出がされるように、それから、過払いになってなくても、まだ残債が残るようなケースについても、ちゃんと取引履歴を取り寄せて、利息制限法に基づく計算をちゃんとやった上で、本当に払わなければいけない額についてだけ払うというふうにしないと不公平な扱いになります。ですから、いずれにしても、専門化が適切に関与する必要があるので、明日の110番に限らず、今後、みなさんの事務所にも、クレディアの関係で相談がいくかもしれませんので、今言ったポイントをちょっと頭に入れておいていただいて、適切な対応をしていただく必要があるということを最後に付け加えておきます。
 で、クレディアの問題については、一番、いろんな情報が、静岡県司法書士会のホームページに集まっています。ですから、そこをぜひ見てください。ここで私がペラペラしゃべるよりも、非常にまとまっていますので、クレディアの対応について気をつけなければいけないことは、静岡県司法書士会のホームページを見ていただくのが一番いいということです。
 私の話は以上ですが、何かご質問とかありましたら、何でも・・・。よろしいですか。じゃあ、また、何かありましたら、本会のホームページなんかもありますので、そこに掲示板があってこういう問題について質問もできるようになっていますので、そういうところもぜひ利用して、情報交換しながらやっていきましょう。じゃあ今日は以上で終わりたいと思います。ごくろうさまでした。
(了)

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2016/02/10

過払い金請求 27

 あとはですね、今、一番訴訟で争いになっている点というのは、今日、隣の部屋とかでもやっていると思いますけれども、取引が途中で中断しているケースなんですね。途中でいったん完済して、ゼロになって、間があいていて、また借入れを始めているような場合です。今どき業者は、みなし弁済で争ってももう勝ち目がないというのはわかっていますので、どこで争うかっていうと、そういう場合に取引が別個だって言うんですね。別個で、第一の取引で生じている過払金と、第二の取引は別だから、第一の取引で生じている過払金と、第二の取引で例えばまだ残債が残るとすると、それを差し引きした金額で計算すべきだ、みたいなことを言ったり、あるいはひどいケースになると、第一の取引が完済になったのが平成8年、あるいは7年ぐらいだとすると、その時点からもう10年経っているわけだから、第一の取引で生じた過払金については消滅時効が成立しているから返金には応じない、みたいなことを言うんですね。そうすると、第二の取引で計算した部分について、まだ残債が残るということになると、下手をすると、残債を返さなきゃいけないということにもなりかねない。で、そこの部分が、今、最も裁判上で争われている点です。
 ただそこは、業者はそういう反論をしてきますけれども、こっちが負けちゃいけない。そこを認めてしまうと、もう今までやってきたことが崩れてしまうぐらいの重大な問題なので、相手が何と言おうと、こちらは、そこはそうじゃないと。一連で計算しなきゃいけないんだっていうふうに、やっていかなきゃいけない部分ですね。だけど、そこをどうやって、何を主張してどうやって戦っていくかということについては、非常に難しい問題もあるし、準備書面にどういうことを書かなきゃいけないか、そういうことがあります。で、それは、今日、とても話しきれる問題じゃないので、これからやっていく中で、みなさん、情報を共有して、常に、やっている人たちと、隣の部屋でやっている人たちは、たぶん今日そういう話しがメインだったと思うんですけれども、こういう準備書面を出したらいいとか、あるいはこういう判例があるよとか、そういう情報交換をこれから密にしていきながら、一緒に考えてやっていけば、怖いものはないです。みんな悩んでます、この部分は。私も悩んでます。ですから、そこのところは、そういう問題に遭遇したときには、逃げずに、ぜひやりましょう。やって、みんな同じですから、一緒に悩んで、そこは、いい判決を取っていくんだ、というふうにして、やっていただきたいと思います。
(つづく)

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2016/02/09

過払い金請求 26

 一応レジュメは以上なんですが、最後にちょっと付け加えておきますと、今日はお話ししきれなかったんですけど、今日説明したのはオーソドックスな、争点といってもほとんどないような事例です。そういうケースのほうが圧倒的に多いわけですけれども、中に、ちょっと争いになったりとか、ちょっと難しい問題があったりするケースがあります。
 ちょっとだけ触れておきますと、一つは、取引履歴が全部出てきてないケース。途中からしか出してこない。例えばレイク(GEコンシューマー・ファイナンス)とか、さっきも出ましたが日本信販(現在の三菱UFJニコス)とか、そういう会社は10年分以上は廃棄処分していると言って、出してこないわけですね。そういう場合にはもう訴訟を提起するしかないんですけれども、その場合の訴訟の起こし方というのは、簡単にしか言いませんが、二通りあります。
 一つは、相手の出してきた途中の段階の、例えば「平成5年何月何日、金1万円貸付、その時点の残高が40何万何千円」とかってなってる場合。そうすると、それ以前の取引経過が全くわからないんだけども、いきなり残高が40万出てきている。この40万というのが、なんにも根拠が不明ですので、とりあえずこれは私たちは認めませんと。そちらが立証してくださいね、という考え方でやるのが、頭ゼロの計算です。だから、頭は向こうは40何万て書いてきてるんですが、この40何万というのは何のことかわかりませんから、最初はゼロで計算します。と言って訴訟を起こしていくやり方が一つあります。
 もう一つは、予想計算て言ってますけれども、出てきてない部分の取引を、本人の記憶とか、手持ちの明細とか、そういうもので、なるべく再現してみる。だいたいこんな形で貸し借りが行われていたというふうに再現してみて、その予想計算に基づいて訴えを提起する、この二通りのやり方があります。
 で、その二通りのやり方については、今日ちょっと紹介する時間がありませんので、参考にしていただければということで、書籍だけ紹介しておきますけれども、一つは、Q&A・・・、あ、今日終わった後、ここに書いておきますね。二冊ぐらい持ってきましたので、ここに題名と発行元などを書いておきますので、よろしければ参考にしてくださいね(注:後掲)。そういうまあ、技術的なもの、頭ゼロ計算はどうやってやるのかとか、予想計算に基づいた提訴はどうやってやるのか、というような話しは、基本的にはこういう書籍を見ていただきたいと思います。
(つづく)

注:本文で紹介した参考図書は以下の書籍です。
 ・「Q&A 過払金返還請求の手引」名古屋消費者信用問題研究会編 発行民事法研究会
 ・「任意整理・過払訴訟の実務」芝豊・宮内豊文著 発行民事法研究会

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2016/02/07

過払い金請求 25


 最後ですが、「3 控訴」というふうに書きました。控訴されるケースというのは、まあこっちが控訴するケースというのもあると思うんですけど、控訴されるケースというのも、稀にあります。私も今まで・・・、2回かな、2回ありました。
 控訴されると、簡裁事件であれば、控訴審は、長野地裁、本庁になります。支部じゃなくてね。だから、どこにいても、長野市まで行かなきゃいけなくなります。しかもそれは、控訴審は本人訴訟になっちゃいますから、本人が長野の裁判所まで足を運ばなくてはいけなくなるということになります。
 ただですね、ここは、今言ったように、私ももう今まで何年かやっていて、まだ2回しかないぐらいなので、めったにありません。めったにないけど、絶対にないわけじゃないので、そこは、まあ事前にですね、和解になっちゃえばいいんですけど、判決になった場合は、控訴される可能性というのがないわけじゃないので、その場合は長野の裁判所まで一緒に行きましょうね、みたいな、そういう話し。だから、(本人を)励ます必要はもちろんあります。
 で、実状を言いますと、控訴になって、長野の裁判所へ何回も行かなきゃいけないかっていうと、そんなことはなくて、もう、1回で、ほとんど終わっちゃうケースがほとんどです。だから、行っても1回。もちろん、絶対に1回とは限りません。控訴の理由がしっかりしていて、ちゃんと裁かなければいけないとなれば、ひょっとすれば2回とか3回とか、行くケースもあるかもしれませんけれども、私が今まで2回控訴審で長野へ出て行った感覚で言うと、もう、はなっから、裁判所は、3人裁判官が並ぶんですけれども、もう、期日をもう一回入れる気なんかさらさらないです。特殊なケースは別としてね。こんな過払い訴訟なんかは、争点が限られているのであって、控訴されたところで、2回も3回も期日を重ねるケースなんていうのは、ほとんどないと言ってもいいです。だから、行ったとしても1回。ですから、それはもう勉強の意味で、1回ぐらい行こうというぐらいでいいと思うんですよね。
 こっちがちゃんとした主張をして、一審でちゃんと主張して、相手が一審でまじめに争いもせずに判決に至っている。それで控訴されたんだとすれば、そんなのは時間稼ぎ、嫌がらせなんですよね。それはもう裁判官だって見りゃあわかるわけですから、これはもう弁論終結しますよと。もし和解したいんなら、終結した後に部屋を変えますから、そこでやってくださいみたいな、そういう感じなんですよ。だから、まあ控訴というのはそんなに心配する必要がないです。もちろん特殊な事例というのはまた別ですけどね。
 じゃあ控訴審の書面はどうやって出すのかとか、いろいろ言い出せばきりがないんですけれども、それは実際控訴されたときに考えればいいでしょう。私も初めてのときはわかりませんでしたけども、別に自分なりに考えて出していけば、それで進んでいく話しですので、もしそういう状態になって、わからないときは、遠慮なく人に聞いて、やってる人に聞いていただけばいいと思いますね。
(つづく)

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2016/02/04

過払い金請求 24

 その次のページをちょっと見ていただくと、31ページです。訴訟費用というのは、「訴訟費用は被告の負担とする」という判決では、いくら払ったらいいかわかりませんので、その金額を確定してもらう必要があります。で、そのためにはこういった申立てをしなければいけないんですね。
 重要なのはその右側、32ページです。計算書。こういう計算書を添えて申立てをしなければいけないわけです。ちょっと説明しますと、上のほうから、印紙代9000円、これはいいですよね。それから訴状副本、期日呼出状、判決正本等送達費用4500円、これもたいていは予納した額から戻ってきた額を引けばだいたい出ますので、細かいことを気にしないのであれば、そのようにして差し引いた額をそこへ書いていけばいいと思います。予納額から戻ってきた額を引いた額ですね。
 それから次の300円というもの。第一回口頭弁論期日出頭旅費。これが、一回出頭するごとにかかった旅費です。この場合は、諏訪の裁判所ということになるので、裁判所に聞きましたら、一回あたり300円で計算してくれと言われたので、一回で300円。
 その次の3950円。第一回口頭弁論期日出頭日当。この3950円というのはもう定額ですので、単純に付けられます。だから、一回出頭したのであれば3950円。二回、三回となっていけばその分加算されていきます。だから、この日当は、ばかにならないわけです。一回4000円ぐらい。これをちゃんと回収するというのはかなりのメリットがあります。この場合はたまたま一回で済んでいるからこれだけにしかなってないんですけれども、5回とか6回とか期日を重ねていって判決になったケースもありますので、そうすると訴訟費用というのはかなりの額になります。
 それからその後の1500円というのは、いわゆる訴状の作成費用および提出費用というもので、今までは書記料という名前で呼ばれていて、一枚いくらという計算だったんですね。それが、最近法改正がされて、そういう煩雑な計算じゃなくて、訴訟事件「一件について、提出した書面何通までの場合は1000円」とかね、そういうふうになっています。ですからその辺は、「民事訴訟費用等に関する法律」というのに書かれていますので、またご覧ください。だいたい1000円とか1500円ぐらいになります。
 それからその次の1160円というのは、資格証明代1000円と、当時郵送で、今のようにインターネットで取れるとかいうんじゃなくて、郵送で取り寄せたりもしてましたので、往復の郵送料160円を付けて、1160円。で、この郵送料160円というのは訴訟法上認められています。ですから遠慮なく請求していいと思います。
 それから最後の80円と、1040円というのは、これはあまり深く考えずにこのまま入れていただいていいと思います。訴訟費用額確定処分の申立てについての催告書の送付料。これは普通郵便で、裁判所から相手に催告書を送りますので、80円。それから1040円というのは、この決定が相手に送達されますので、その1040円。これらが、訴訟費用として認められているということです。
 ですから、だいたい最低でもこのぐらい、2万ちょっとぐらいになりますので、面倒だと言ってしまえばそれまでですが、できればこういう形で、訴訟費用もきっちり計算する。
 で、そういうふうにして出しますと、33ページにありますように、実際に訴訟費用額の確定処分というのが裁判所でなされまして、こういうものが当事者のところへ送られるわけですね。
 そうするとですね、これが行くと、もう最初のときに、30ページで、「訴訟費用については決定書が送付されますので、その金額をお支払いください」ってもう言ってますので、黙ってても振り込まれてきます、この21530円が。たいてい私の場合はそうです。で、もし振り込まれてこなかったら、請求すればいいと。請求して、いつまでに払ってこなければ強制執行しますよと言えば必ず払ってきます。訴訟費用というのはそういうことです。
(つづく)

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2016/02/03

過払い金請求 23

 それから最後、「第5 判決」というところですね。
 すでに述べたような理由で、判決までいくケースというのはすごく珍しいわけですね。ほとんどは和解で解決して取り下げて終わっちゃうわけですけれども、そうは言っても判決になるケースもあります。私の場合は今年になってたぶん10件以上は判決になっているのかな。比較的多いほうだと思いますけれども。
 で、判決が出た後に、判決が出ただけじゃ駄目で、お金を実際に払ってもらわなきゃいけないわけですよね。そこのところをちょっと説明しておきます。もう、たいてい判決まで出ると、それまでは徹底的に争っていた業者であっても、電話をかけてきて、「判決に基づいた支払いをさせていただきますので、返金先の口座を教えてください」というふうになるのがほとんどです。全てじゃないですけどね。そういう形で判決になって、返金してもらうときの注意点といったらいいんですかね。それをちょっと触れておきたいんですが。
 30ページを見てください。これは一例なんですけれども、CFJの場合で。判決が出たわけですから、もはや減額はする必要がないし、しちゃいけないわけです。全部払ってもらう。どうやってやるかというと、まず、返金日までの利息。だから返金日はいつになりますかって必ず聞くわけです。で、その日までの年5%の金員を、こういう形で日割りで計算する。で、それだけじゃなくて、訴訟費用があります。この30ページの一番下の三行に書いてありますが、「なお、上記請求額に訴訟費用は含まれておりません」と。「訴訟費用については後日、裁判所において確定のうえ、決定書が送付されますので、決定書に記載された額をお振込みください」というふうに私は入れるようにしているんですけれども。
 訴訟費用というのは、実はちょっとくせものであって、印紙代とか、資格証明費用、あるいは送達の切手代とか、そんなのはすぐにわかるわけです。だけど、実は訴訟費用というのはそれだけじゃなくて、意外と知られていませんけれども、かなりいろいろあるんですね。
(つづく)

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2016/02/02

過払い金請求 22


 あと、「5 本人訴訟の支援」ということもちょっと言っておきますと、本人訴訟の支援というの何かっていうと、訴訟を提起するにあたって、訴訟というのはこういう形で行われていくんですよということをよーく説明してあげて、本人の不安を取り除いてあげるというのが一つ。それから、口頭弁論の日も、できる限り行って、傍聴席に座っていると。そうしないと本人は、不安で不安でつぶされそうでいますので、一人だけで行くんじゃなくて、常に司法書士がそこへ行って、傍聴席にいて見守っていてあげるというのが必要なことだと思います。
 基本的には、本人訴訟の場合に、本人が裁判官と議論するなんていうことはありませんので、ちゃんとした書面を事前に出しておきさえすれば、普通に進んでいくということになります。
(つづく)

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2016/02/01

過払い金請求 21

 「3 裁判官との対話」ということでいくと、これはもう経験していくしかないんですけれども、最初の頃なんか、私も緊張して、裁判官とちゃんと話しもできなかったんですけれども、いい機会ですので、訴状に書かれていること以外のことでも、もし機会があれば、いっぱい裁判官としゃべったほうがいいですね。最近の情勢とか。要するに、それによって、何と言うんですかね、仲良くなるわけじゃいですけれども、こちらがどういう考え方でもってこういう裁判を闘っているのかとか、そういうことを、もししゃべらせてもらえる機会があれば、なるべくしゃべると。そういうことを繰り返していくと、だんだんと裁判官との信頼関係みたいなものもできてきて、必ず自分に返ってきますので。無駄なことは一切喋らない、みたいな感じじゃなくてね。ましてや多くの場合は相手もいませんので。裁判官と話せる機会があれば、いろいろと自分の思いとか、そういうこともぶつけていくといいんじゃないか、というふうに思っています。
 「1 準備書面作成上の留意点」および「2 準備書面を出すタイミング」ということでちょっと言っておきますと、期日を何回か重ねていくということになると、準備書面を出していく必要が出てきます。で、準備書面の書き方なんてのは、特にないんですけれども、一つ参考までに付けておきました。27ページです。最近出した準備書面ですね。まあこんなような形で、こんなような体裁で、準備書面というのは出せばよいだろうと。
 で、まあ、読んでもらわなきゃ意味がないので、あんまりこう、格調高い文章で、たくさん書いても、あんまり意味がないときは意味がないです。もちろんたくさん書かなきゃいけないときもあるかもしれませんけれども。極力、文章は読みやすい文章で、一つの文章は短く。一つの文章が5行ぐらいに渡っていて、一回も切れないみたいな文章よりは、短く切って、「。」で切って、文章を短く区切っていったほうが読みやすいので、そういう工夫は必要かなと思います。
 で、準備書面は、なるべく早く出したほうがいいと思います。できれば期日の一週間ぐらい前までに出したほうが、裁判所の受けがいいです。裁判所の人も人間ですから、「ああ、この司法書士は準備書面をちゃんと前もって、余裕を見てちゃんと出してくれるな」っていうふうに印象付ければ、それは絶対自分に跳ね返ってくるので、期日ぎりぎりになって出すのがこう当たり前になっちゃったりすると、印象というのは悪くなりますので、早めに出していくほうがいいだろうと思っています。
(つづく)

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2016/01/26

過払い金請求 20


 それから「第4 口頭弁論期日でのやり取り」というところですが。
 まあ、さっきのように第1回の口頭弁論の前に和解になっちゃって、一回も裁判所へ行かなくて済んじゃうケースのほうが多いのかな、実際は。そのほうが多いぐらいなんですけれども、そんなケースだけじゃなくて、やっぱ実際に口頭弁論に行って、弁論しなきゃいけない場合ももちろんあります。そのときのやり取り、ということですね。
 これはまあ、経験していけばわかることですので、資料なんか何もありませんけれども、だいたい第一回目の期日というのは、裁判所へ行って、裁判所によってですけれども、「出頭当事者カード」というものに名前を書かなきゃいけないところもありますし、何も書かなくてもいい場合もあります。それは裁判所に行けばわかりますので。だいたい私の地元の岡谷とか諏訪(注:当時、私の事務所は岡谷にありました)の場合は、そんなものは必要なくて、裁判所へ行ったら、ただ法廷に(傍聴席に座って)いればいいと。で、時間になったら、書記官の方が、「原告は着席してください」って言ってくれますので、着席していればいいということですね。
 で、時間になると裁判官が入ってきて、「一同起立!」ってなって、礼をします。
 で、まず、まあ、だいたいどんな感じで行われるかっていうと、裁判官が、「原告は訴状陳述でいいですね」と聞いてきますので、「はい、いいです」と。で、裁判官が、「被告は欠席ですので、答弁書擬制陳述」とつぶやいた後、裁判官から「これについては、何か話し合い等は進んでいますか」と聞かれたら、進んでいれば、「これこれこういう話し合いが進んでいます」って言えばいいし、とくに進んでいなければ、「いや、とくには進んでいません」と。「じゃあ、どうしますか」っていうように聞かれたら、もし、もう一回期日を入れてほしければ、「一応続行してください」と言って、次回の期日を入れてもらいます。
 ところで、そこに「4 弁論終結を求める場合」と書きましたけど、必ずしも長々とやればいいわけではなくて、例えば、私はけっこう最近、第一回目の口頭弁論で結審、弁論終結してもらうケースが多いんですけれども、どういう場合かっていうと、答弁書は一応出てきてるんですけれども、ちゃんと争ってない場合。例えば、「原告の請求を棄却するとの判決を求める」。で、理由として、「当社は、みなし弁済が成立すると考えていたので、悪意の受益者にはあたらない」としか書いてないとかね。そういうような場合は、もう話しになりせんから、「弁論終結してください」と言う場合もあります。それで裁判官が終結してくれるかどうかはわかりませんけどね。
 その辺の、弁論を終結してもらうかどうかっていうのはケースバイケースですけれども、例えばさっきの三和ファイナンスのような場合であれば、もう、続けるだけ無駄っていうのもあるので、もう、とっとと終結してもらって、判決をもらって、回収するというふうにしています。最近で言うと、クレディアなんかのような例もあるので、回収を急いだほうがいい場合もあります。
 ですから、当分倒産する心配もないというような業者であれば、ゆっくりじっくりっていう形で、5%の利息をちゃくちゃくと回収するという方針でいいかもしれませんけれども、ちょっと不安があると。相手の会社がどうなってしまうか不安があるっていうような場合は、ひょっとするともう早く結審してもらって、判決をもらって、っていうふうにしていったほうがいいのかもしれません。
(つづく)

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2016/01/22

過払い金請求 19

 それから、「2 訴訟上の和解」という部分については、とくに資料は付けませんでしたけれども、だいたいですね、こういう訴訟で、相手が、そもそも被告が、裁判所に出てくること自体が珍しいです。ですから、被告は不在のまま訴訟が行われているのがほとんどです。当事者が出てきていなければ、本来、裁判上の和解というのはできないんですね。ですけど、便利な制度があって、受諾和解というものですね。受諾和解というのは、民事訴訟法の200何条だかに規定があって、それは、裁判所が示した和解案に、両方の当事者が同意するということが前提で、少なくとも原告、私たち原告は裁判所に出頭して、その案に応じます、と言う必要はありますが、被告の方は出てきていなくても、あらかじめ裁判所の方から書面を、和解案を送っておいて、あらかじめ、それに応じます、という書面での回答さえ、なされていれば、原告だけが出頭した場で和解が成立する。それが受諾和解というんですけれども、そういうふうにして和解になるケースというのはけっこうあります。ですから、その言葉ぐらいは覚えておいたほうがいいと思います。受諾和解。びっくりしないようにして、そういう和解の仕方もあると。で、それは別に難しくないので、やっていけばわかります。
(つづく)

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