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2016/03/17

自己破産 32

 申立てをして、予納金を納めて、債務者審問が済みました。そうすると、たいていもう、その日のうちに破産の開始決定が出ます。ここでは、4月5日というふうに書いたんですが、破産の開始決定は、今の上申書の次のページですね。一番後ろのページに付いています。左側に付いてますのが、破産の開始決定です。これは、以前は破産宣告と言ってたんですが、今はもう破産宣告という言葉は無くなりました。破産宣告ではなくて、破産手続き開始決定というふうに呼んでいます。このように、主文として、「○○さんにつき、破産手続きを開始する。本件破産手続きを廃止する」と。これが同時廃止です。この、「破産手続きを廃止する」という言葉を誤解する人がいて、破産が却下されちゃったんじゃないかっていうふうに心配してくる人がいますが、そうじゃないですよと。ちゃんと破産手続きが認められて、これは同時廃止ということなんですよと、もし、そういう誤解をしている人がいたら説明してあげてください。これは、本人のところへ送られてきます。裁判所から送られてきます。ですから、本人には必ず、裁判所から通知がきたら、必ず知らせてくださいといってくださいね。くどいぐらいに言ってください。そのまま、持ってこない人がいますので。裁判所から郵便が来たら必ず連絡をくださいと。
 で、これが、その、債務者審問の日に、ほとんど破産の決定が出ます。それで、この場合は10月18日ですね、午前10時。で、その上に、免責についての意見申述期間とあります。12月18日まで。2ヶ月ぐらい、債権者に意見を述べる機会を与えるんですね。以前は、けっこういちゃもんを付けてきた債権者があったんですが、最近はほとんどなくなりました。言っても無駄だっていうことがわかってきたので、よっぽど変なケースじゃなければ、債権者からの意見というのは出ません。ですので、この意見申述期間の2ヶ月が経過した時点で、自動的に免責決定が出ます。この場合は12月18日というのはまだ来ていないので、この事件の免責決定は付けてないんですが、この事件であれば順調に行けば12月の19日頃に免責決定が出るはずです。参考までにその右側に、別の方のケースですけど、免責の決定というのを付けておきました。免責決定というのはこんなようなものです。主文は、「破産者について、免責を許可する」と、こういうものですね。これも、本人のところへ送られてきます。これで終わるんですね。
 そうすると、おわかりいただけると思うんですが、今、破産の手続きというのはものすごいスピーディーになってまして、通常、申立てをしてから、免責まで、3ヶ月もかからないです。2ヶ月ちょっとぐらいで、免責になっちゃうんですね。それだけ今はスピーディーになっています。ですから、最初の段階で、債務者に説明するときにも、破産というのは、通常、スムーズに行けばこのぐらいで終わっちゃうんだよ、というふうに言ってあげると、安心できるかなと。ただ、あんまり安心させればいいという問題じゃないので、例えば、ちょっと問題があるケース、免責不許可事由があると思われるケース、あるいは、財産が多少あったりするケースは、そんなに簡単に行くとは限らないので、あまり最初に安易なことは言わないということですね。ですからその辺もちょっと難しいですよね。問題がなければこのぐらいで終わっちゃうということです。
(つづく)

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