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2016/01/26

自己破産 9

 で、その「必要書類の説明」というのは、その次のページ、3枚目をちょっと見てください。これは私が自分で作って使っているものなんですが、破産手続きに最低限必要な書類のリストになります。これを依頼者にお渡しして、「これ集めてくださいね」と言うわけですが。
 後ろのほうにも、裁判所の定型の書式があって、そこにも必要書類の一覧表というのは付いているのですが、これは、私はわかりづらいと思うんですね。後ろのほうに付いています。破産の申立書が1ページから16ページまであって、17ページぐらいから添付書類の一覧表というのがあるんですね。この17、18、19ページというのは、この一覧表をチェックして裁判所に出していくものなんですが、これをそのまま本人に渡して、これを集めてくださいね、とやると、ちょっとわかりにくいです。必要ないものが含まれちゃってたりするので。
 ですから、私はいろんなやり方をした中で、あまり最初の段階でこれ(17~19頁)を渡して、ここに書いてあるものを集めてくださいね、とやるよりは、戻りまして3枚目にあるような、こういうものを、これは私がわかりやすく作り変えたものなので、これで説明して集めてもらったほうが、すんなり集まります。
 私たちは法律の仕事をしているので、裁判所の文書を見ればわかるんですけれども、普通の方は、なかなか裁判所の書類を見ても、わからない方が多いです。ですから、わかりやすく説明するために、この3枚目のようなものを用意しているということですね。
 ここでの注意点は、これを渡して、ただ「これを全部集めてくださいね」と言うだけでは、不十分だということです。これを示して、上から、ひとつひとつ、説明してあげます。上からいくと、住民票。これは世帯全員のものが必要なんですよと。本籍、続柄などが省略されていないものが必要なんですよ、っていうふうに、ひとつひとつ、説明してあげたほうがいいと思います。「世帯全員の住民票」って言ってわかる人はいますけれども、わからない人もいるんですね。個人の住民票っていうのは一枚のものですけど、世帯全員の住民票っていうのは、ワンセットになっているもののことを言うわけですね。そういうことは、当然に当たり前のようにわかる人もいますけれども、わからない人もいるので、わからない人にちゃんとわかるように、一つずつ説明してあげる必要があると思います。
 戸籍謄本というのは、結婚して苗字が変わってたりする場合のみ必要ですね。所得証明というのは役場で取れるもの。源泉徴収票というのは職場でくれるもの。給与明細は最近の3ヶ月分、ボーナスの分もと。それから、同居の家族の源泉徴収票・・・、このあたりから、やっぱりちょっと説明をしなきゃいけないんですね。なぜかっていうと、本人のものならいいんですけれども、同居の家族の源泉徴収票とか給与明細というのは、なんで必要なの?っていう話しになるんですよ。
 これは、実際に裁判所には出さなければいけないものなんですけれども、その人が破産するのに、なんで家族の書類まで出さなきゃいけないのかっていうふうに、聞いてくる人がいるんですね。その本人じゃなくて、その家族の方が電話をかけてきて、「なんでこんなの要るの?」みたいなふうに言われる場合があるので、そうならないように、本人によく説明しておく必要があるわけです。
(つづく)

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