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2016/01/18

自己破産 6


 例えば、病気を抱えていて、その保険はぜひとも残しておく必要があるとか、いろんな方の、いろんな事情があります。そういう中で、保険を解約しても別に問題がなければ、たいした問題じゃないんですけど、「この保険を解約されることはどうしても困る」という場合は、可能ならですけどね、その場合は、破産を選択せずに、個人再生を選択する、という場合があります。なぜなら、破産の場合ですと、20万を超える財産は、お金に換えて、配当を命じられることになるのが原則なんですが、個人再生の場合は、次回、詳しくやるんですが、その財産を処分する必要はないんですね。財産を処分しないで手元に置いておける代わりに、その財産の価値に見合うまでの金額は、分割弁済しなきゃいけないというのが個人再生なんです。
 例えば、保険の返戻金が50万円あります、車を持っていて、車の評価額が30万あります、預貯金が40万あります、という人の場合。そうすると、50万、30万、40万ですから、120万になりますね、財産の総額が。120万の財産があるわけです。その人は、破産をすると、それらの財産は処分しろと言われます。処分してお金に換えて配当しなさいと言われるわけですが、個人再生の場合だと、それは必要ないんですね。その代わり、財産の総額が120万ですので、「あなたの場合は、最低120万は返済をしなさい」と。これから、今後の収入の中からですね。今後の収入の中から分割で、最低120万は返済しなさいというふうになるのが個人再生なんです。
 だから、財産を処分しなきゃいけないかどうかで、破産か再生かっていうふうに分かれるわけですが、そこは、もし、財産を処分することを、どうしても避けたいというケースで、なおかつ、個人再生で、分割弁済ができる、という場合は、破産じゃなくて、再生をしていったほうが、その人にとってはいい、という話しになるわけです。
 今の話しは、「3年で返せるか」っていう話しとは別の、別のというか、3年で返せないほどの借金がある場合の話しですね。3年で返せるならば、任意整理なり特定調停で解決ができるわけですが、3年で返せないほどの負債があるケースにおいて、破産でいくべきか、再生でいくべきか、ということで考えた場合には、今の基準が一つあります。ちょっとその辺のニュアンスは難しくて、私も文章でうまく書けないので、今、口頭でしゃべったんですけれども、20万というのが一つの基準になっています。
(つづく)

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