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2016/01/14

自己破産 4

 それから「破産のメリット・デメリット」ということなんですけれども、これも本に書いてあることなんですが、一言でいえば、破産することのメリット、まあ債務者の立場に立ってのメリットということなんですけれども、破産することのメリットというのは、破産して、免責されれば、借金が免除される、ということですね。で、今後の生活の建て直しがはかれる、というのがメリットです。
 デメリットというのは、よく言われるのはブラックリストとか言われるんですけど、ブラックリストというのは別に破産したからじゃないんですね。もう任意整理の段階、司法書士が介入した時点で一定の事故情報は登録されます。それが破産申立てしたということで、どういう扱いになるのか、私は正確なところは知りませんが、個人信用情報に残る影響としては、破産したという場合と、例えば、次回話しますけど、個人再生の手続きをしたということでは、そんなに差はないだろうという気がしています。その辺のことは、私はあんまり重要なことと思ってない(注:新たな借り入れができなくなるかどうかということよりも、むしろ借り入れに頼らずに生活できる体制を整えることこそが重要であるという意味において)ので、相談されても、私は「そんなことは正確なところはわからないよ」と。本に書いてあることは、これこれこういうぐらいのことは書いてありますけど、例えば5年経てばブラックリストから消えるのか、7年経てば消えるのか、とか聞かれても、断定的な物言いは私はしていません。いちおう「本などにはこういうふうに書いてありますよ」というふうに言っています。
 だから、「破産のデメリット」ということで、あんまりそこを強調することはしていなくて、むしろ唯一破産のデメリットがあるとすれば、職業上の制限ですね。あるいは取締役とか、会社の役員なども、一定の制限が確かあったと思います。商法改正および会社法ができて、なんかその辺がちょっと変わったらしいですけど、私はそこの辺は勉強不足でちょっとわかりません。ただ、破産開始決定を受けると、職業上ですね、例えばよく言われているのは、保険の外交員の仕事とか、あるいは司法書士、弁護士などもたぶんそうですよね。そういった、一定の資格に基づいて仕事をしているような方の場合は、破産決定を受けることで、一定の制約を受けるということは確かに、それは破産の場合の固有のデメリットといえばデメリットですね。だから、そういう仕事をしている方の場合に、あえて破産を選択せずに、個人再生を選択していくというような場合もあります。
 破産のデメリットというのはそのぐらい。あとはその、財産がある人の場合は、この後詳しくは説明しますが、一定の財産を持っている人の場合は、確かに破産をすることで、財産を処分しなければいけなくなるということもありますね。ですから、それを避けるために、あえて、破産状態だけれども、個人再生を選択していくというような場合も、中にはあります。
 メリット・デメリットというのは、今言ったぐらいで、後は、こういった書籍(注:芝豊・古橋清二著「詳解 消費者破産の実務」)などにも書いてありますので、ぜひ、お読みいただきたいと思います。
(つづく)

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