« 忙しい | トップページ | Harp of Burma »

2015/08/07

債務整理入門 7


 法律相談援助、書類作成援助、代理援助、とまあ、そこにあげたように、大きく分けて3とおりぐらい、サービスがありまして、書類作成援助というのは今言いました、一番最初に司法書士が担い手として使えるようになった仕組みが書類作成援助です。裁判所に提出する書類の作成を行う場合の司法書士報酬について、立替えをしてくれる、というのが書類作成援助です。
 それから代理援助というのは、これは、簡裁代理権が無いとできないんですけれども、代理して業者と交渉を行う、任意整理だとか、あるいは代理人として訴訟を提起する場合の、そういう司法書士の報酬ですね、これを法テラスが立替えをしてくれる、というのが代理援助。
 それから、一番上の法律相談援助というのは、これも簡裁代理権が無いとできないことなんですけれども、簡裁代理権がある司法書士は140万円までの範囲の法律相談は行えるということになりましたので、140万円を超えない範囲における紛争についての法律相談は司法書士は行える。その場合の、法律相談料、相談料ですね。相談料について、法律扶助制度の適用があるわけです。これは、立替えじゃなくて、ここだけは、よく知っておいてほしいんですけれども、ここだけは、もう完全な無料法律相談になります。つまり、相談してきた人が、収入が一定の要件に収まっているなということになれば、その人は法テラスの法律相談援助が受けられるわけです。具体的に言いますと、その人にとっては無料法律相談ということになります。で、相談にのった我々は、無料で相談にのらなければいけないかというと、そうじゃなくて、法テラスから相談料を払っていただけるんですね。それがだいたい一時間単位で考えられてまして、一時間あたり5250円。だいたいだから相談1件あたり5250円の相談料を法テラスからいただけるわけです。現にそういう仕組みがあって、私もよく使っています。ですから、これをぜひ知っておいていただいて、相談は、「俺は相談料なんかそもそももらわない」というポリシーがあってやっている人はいいですけれども、やっぱり時間をとって相談にのって、知識を提供しているわけですから、相談料ももらうんだと。その代わり、相談料をいただけないような方については法テラスの法律相談援助を使って、法テラスから相談料をいただくんだというふうに心がけてやっていくと、相談も、ちゃんとした手当てをいただいて相談を行えるということになると、それは私たちの業務にとっても非常に意味のあるというか、大きなことだなというふうに思います。
 ですので、ぜひこれを知って、法律相談援助、それから書類作成援助と代理援助、これをよく知って、日々使っていっていただきたいということですね。債務整理の仕事をやっていくとともに、法律扶助も使いこなしていくということです。今日の資料にいろいろ付けましたが、ざっと目を通していただいて、細かいことは今日ちょっと言っている時間が無いので、ぜひ目を通してみてください。
 それで、具体的なこととしてはですね、法テラスとの契約を結ぶ必要が出てくるんですけれども、これは今日の一番最後に言います。で、あと、法テラスとの契約は手続き上必要なんですけど、実際にやっていく上で、申込書の書き方とか、申込書をどこに送ったらいいのかとか、そういうことについては、やっていけばわかるんですけれども、私のホームページがありまして、「小口一成」ってグーグルか何かで検索するとすぐ出てきますけど、私の事務所のホームページの中に、「法律扶助活用マニュアル」っていうところがあります(注1)。「法律扶助活用マニュアル」というところをクリックしていただくと、私が当時作ったマニュアルがそこに載っていまして、それはもうほとんどそのまま日司連の法律扶助マニュアルになっています。字句の訂正とか、そういう細かい点でちょっと変えられた部分もありますけれども、日司連の法律扶助マニュアルという冊子になって、当時何千部か発行されて配られたんですけれども、たぶんみなさん全員のところには行き届いてないと思うんですね。で、もう在庫が、聞いてみたらほとんど無いということで。で、法律扶助協会から法テラスに代わって、若干仕組みが変わった部分もあるので、マニュアル自体が改訂しなきゃいけなくなってるんですけど、残念ながらまだ改訂がされてないということで、その冊子自体が無いんですけれども、私のホームページにいきますと、その原案みたいなものがありますので、それをぜひ開いてみてください(注2)。そうすると、実際に今言いました、法律扶助制度を司法書士が使っていくためにはどういうふうにすればいいのかということが、わりと詳しく書かれていますので、それもちょっと参考にしてみていただければと思います。

注1:その後、ホームページの改訂がなされており、現在は同ホームページ上に「法律扶助活用マニュアル」は存在しません。
注2:同マニュアルはその後改訂がなされ、現在は「司法書士のための法律扶助活用マニュアル」として日司連会員情報システム NSR2.net(日司連ネット~会員専用サイト)にアップされています。
(つづく)

|

« 忙しい | トップページ | Harp of Burma »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 債務整理入門 7:

« 忙しい | トップページ | Harp of Burma »