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2015/08/13

債務整理入門 10

 そうは言っても、私はこういう本に載ってる相談票というのは、ちょっと自分では使いづらいと思ってまして、いつも私は聴くときは、そういう相談票はほとんど使わずに、何を聴いていくかというと、まず、負債の状況。どこからいくら借りてるか。アバウトでいいです。だいたいでいいんですけれども、例えば武富士が50万ぐらい、アコムが30万ぐらい、その程度でいいんですよ。全部聴く。
 それから、もう一つ聴くことは、それぞれの借入れを、いつ頃からやってるかということです。5年ぐらい前からなのか、3年ぐらい前からなのか、あるいは10年以上前からなのか、それを各借り入れごとに聴いていきます。その二つだけなんですね。どこからいくらぐらいかと、いつごろから借りているのか。そうすると、それが利息制限法で計算した場合に、だいたいどのぐらいになるだろうというのが、だいたい予測がつくからなんですね。それをまずやる。そうすると、その人の負債というのはだいたいこのぐらいなんだろうというのが一つ。
 それからもう一つは、その人の収入ですね、当然ですけど、収入。手取り収入がどれぐらいあるのか。
 それからもう一つは、その人の家族構成も含めた生活の状態。何人家族で、その人が、要するに養わなきゃいけない人がいるのかいないのか。あるいは逆にその人は親から養ってもらってるのかとか、そういうあたり。つまり、その人が収入がいくらあって、家族が暮らしていくうえで、どのくらいのお金がやっぱり必要なのかっていう部分ですよね。大まかなところでいいと思うんですけれども。
 そうすると、負債の額と、その人の収入、生活の状態を聴くことによって、だいたい月々分割で返済するとすれば、このぐらいが限度だなっていうようなあたりは、何となく見えてくるわけですね。だからそういう部分を聴く。
 それからもう一つ聴くのはその人の財産の状態。不動産があるのかないのか、車があるのかないのか、預貯金、それから生命保険など。生命保険というのは解約した場合に、どばっと戻ってくる場合もあるので、そうすると、例えば生命保険を解約すれば200万戻ってくるという人がいます。借金は100万円しかないという人がいます。そうすると、それは、はっきり言えば保険を解約して払っちゃうのが解決方法ということになりますよね。だから、その辺も聴くわけです。そういう主だった財産については最初の段階で当然確認する。
 あとは、その借り入れについて保証人がついていやしないか、とか、あるいは、その人自身が誰かの保証人になっていやしないか、とか、そのあたりですね、忘れがちですけど。そういうのを聴く。
 だいたいそのぐらい聴くと、見通しが出てくるんですね。もちろんその借り入れ、どういうふうにして借り入れが始まったのか、その後、どういうことで借り入れが増えてきてしまったのか、というのは当然聴きますけれども、それと、今言ったぐらいのことを一通り、ざーっと、一時間ぐらいかけて聴くと、だいたい、「あー、この人は、任意整理でいけそうかな」とか、「この人はもうほとんど破産、90%以上破産するしかないかな」とか、そういう見通しっていうのは出てくるんですね。それを、初回の面談で、できればそこまで聴き取る、ということです。
 その上で、「よし、じゃあこれは、最終的に任意整理で解決できるのか、それとも個人再生が必要になるのか、あるいは破産になる可能性もあるかもしれないけれども、見通しはあるから、引き受けましょうか」という話しになるわけです。それが、初回の面談でやることです。
(つづく)

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