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2014/09/17

消費者被害解決事例報告 3

 それから、6ページを見てください。資料の6ページで、これは、さっき言ったアセント。1から7まであったうちの、3番というところでしたけれども、アセントというところに出したもの。2番から7番まで、みんなほとんど同じ通知を出しています。簡単に言えばクーリングオフなんですけれども。アセントに対してこういう形で、「債権調査回答書によれば…」ってありますけれども、この人は他にサラ金の借金とかもあったんで、普通の債務整理開始通知を出して、この業者もわけがわからなかったんで、とりあえず、受任通知みたいなのを出したんです。そしたらそのアセントっていうところから回答が来て、そこには、「○年○月○日契約 金額○円」っていうことしか書いてなかったんで、「16年7月26日に貴社との間で何かの契約を締結したようですが(内容不明)、本通知をもって当該契約を解除します」これが、まあ、私はクーリングオフのつもりで出してるんです。書面がないのでね。本人は受け取ってないので。で、「支払い済みの代金がある場合は振り込んで返金してください。」で、私の口座を書いて、というふうにやったんですね。そしたらここは、5万円振り込んであったんですけれども、5万円返してきました。返ってくるとは思ってなかったんですけれども、返ってきたのでよかったということです。まあ一応こんな感じ。この事例はそんな程度なんです。電話勧誘の資格講座。
 ダンボール箱で、そういうまあ教材みたいなのがいくつも送られてきてありました。で、それを全部事務所に持ってきてもらって、着払いで向こうへ送り返したっていうこともしました。ただ、クーリングオフの通知を出したら、やっぱりその、反応はありまして、「なんだこれは!」みたいな電話がきたけれども、「クーリングオフです。」と。で、「ふざけるな!」みたいなやりとりがあったんですけれども、「まあ一応そういうことですから、あしからず。」って形で、あとは放っといて、で、もうそれで解決と、そういうことなんです。
 で、ちょっと今の事例のまとめみたいな形になるんですけれども、7ページを見てください。これは実は法律扶助を使ったんですね。法律扶助の代理援助。いちおう債務整理事件ということで、代理援助を使いまして、債権者の数が、サラ金や信販会社がだいたい5~6社あったのかな、で、このわけのわからない電話勧誘業者が6社くらいあったんで、全部で12~13社。そうすると代理援助で債務整理をやった場合に着手金が16万ちょっとぐらいですかね、だからまあそれをいただいて仕事をしていったわけです。そして最後、結果報告書というのを法律扶助協会に出さなければいけないんですけれども、ちょっとこれは非常に特殊な形で、こんな形で扶助協会には報告したということなんですけれども。ちょっと紹介しておきますと。
 まず、16年の10月に、さっき言いました、エイチティーコアシステム以下6社の電話勧誘業者に対して、内容証明郵便でクーリングオフの通知をしました。その後、商品を相手方に返送して、アセントからは支払い済みの代金5万円の返金を受けました。というのが一つ。これはただ、私がやった仕事を報告してるわけです。
 で、16年の10月18日に、これはサラ金ですね、ティーシーエムとの間で和解が成立して過払金32万7250円の返金を受けました。
 それから17年2月1日にジャックスと和解が成立。これは残が残ってたわけです。初回32万1260円支払い。これはそのティーシーエムから取り戻した金で払ったんです。で、残りがまだあって、それは毎月1万円ずつ払うという形にしまして、これはもうすでに18年2月に終わりました、ということです。
 それから17年5月31日にアイクカードサービスと和解成立。で、80万円の返金を受けました。これも過払い。
 17年6月17日にアコムと和解が成立。140万円の返金を受けました。これも過払い。
 17年10月31日にプロミスに対して不当利得返還請求訴訟を提起しました。佐久簡易裁判所。で、17年の12月13日にプロミスと和解が成立して訴えを取り下げました。で、88万円の返金を受けました。
 以上をもって債務整理事件を終了しました。こんな報告をしてるんです。
 で、過払金の合計が313万2371円を、内訳はそのかっこの中ですが、当職が保管しています。で、かっこの中ですが、「なお、電話勧誘業者からは、当方からのクーリングオフに対して反論等されていないが、万一訴訟等が起こされた場合にはすぐに知らせるよう本人に伝えてあります」ということなんですよ。要するに、一つ一つの業者と正式に和解とか結んでるわけじゃないんですけれども、一応こっちからはクーリングオフを伝えて、本人に請求とかも、もう来ていない、という状況の中で、万が一相手方から訴訟が起こされれば対応しますと。そうしないとケリが付かないもので。扶助協会に対してね。ケリが付かないので、一応こういうふうに報告したんです。
 で、さらにちょっと「今後の方針」という一番下のところを見てください。債権者のうち、武富士がまだあったんですけれども、「武富士だけは過払金が140万円を超えていることがわかったので、今後本人訴訟で回収をはかっていく予定です」と。で、かっこの中で、「扶助は利用しない」と。ここがちょっと悩んだんですよね。要はもうこれだけ過払金を回収してるんで、もう扶助を使う必要が無いわけですよ。で、だからここはまあ扶助を使わないで、本人訴訟は普通にやって、自分の事務所の報酬としていただくっていうふうにしよう、というふうに、いろいろ考えた末、そういうふうに決めて、扶助協会に伝えました。で、それについて、別に扶助協会からは何も言われることなく、9ページかな、今の報告を受けて、扶助協会から、こういう通知がありまして、このような決定になりましたと。内訳、過払金345万3000円のうち、当協会立替残金8000円。もうこの時点で2年以上経過してたんで、本人が扶助協会へ償還していった残りがもう8000円だけになってました。要するに過払金から8000円は扶助協会へ送金してくださいと。それから、報酬金として54万4000円とあるのが、私の報酬になりました。扶助協会の代理援助の報酬金というのは、任意整理の場合は、過払金の15%をめどに決定できるというふうになってるので、要するに340万なにがしのだいたい15%、これ、消費税も入れてっていうことだと思うんですけれども、54万4000円を報酬としていただいたということです。そんなような流れ。これはちょっと特殊なケースだと思うんですけれども、扶助を使ってやっていく場合に、まあこんな形もあるかな、ということなんです。
(つづく)

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