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2014/09/17

消費者被害解決事例報告 2

 ちょっとよくわからないと思うんですけれども、いいです、私もよくわからなかったので。で、次のページを見てください。これはですね、さっき1から7まで書き出したものの、それ以外のものです。それ以外に、何もしてないところですね。何も契約も何もしてないのに、このゼニスっていうところから、16年の6月中旬に電話があって、過去のやっぱり通信教育の分が残ってるので、どうするんですか、継続するのかしないのかと聞かれまして、しないと答えた。それならば完全に終わりにするための事務処理が必要になるからといわれて何か書類が送られてきた。教材かな。で、内容が新たな申込みになっていたので、そのままにしておいた。ところが、16年の8月に電話があって、前回のときとは違う担当者の原田っていう人から電話があって、おんなじような説明があって、また書類が送られてきた。で、そのままにしておいた。その間、何度も会社に電話がかかってきて、何もしてないのに、勝手にいろいろ送られてきて、何度も会社に電話があって、脅しのような口調で、会社の交換の女の子も泣いてしまうような、そういうひどい電話がきて、会社の上司にも暴言を吐かれたり、そんなようなことがあったということです。で、本人は電話口に出ていない。とあるホテルに、リゾートホテルに勤務している方で、本人は電話口に出ていないということだったんですけれども。で、会社にそういう電話がヤミ金みたいな感じで来てて、社長の指示で誓約書を書かされていたんです。誓約書というのは、「今度こういう電話がきたら退職します」、というようなそういう誓約書を書かされてもいたと。但し、総務の次長、上司である総務の次長という人はわりと理解してくれていて、消費生活センターに相談するよう勧めてくれたと、そんな状況だったんですね。まあ、そういうわけがわからない状態で相談に来たわけです。
 そして、次の4ページを見てください。要するに、電話勧誘で、よくわけのわからない資格講座の契約みたいなものを形式的にはいっぱい書いて返送しちゃってると、そういう状態なんです。
 で、まず、やったことは、今いったゼニス。何もしてないのに嫌がらせの電話がきてるっていうところ。ここに対してまず、ここが一番差し迫った問題だったので、まず内容証明で、4ページのような通知書を出しました。で、これは、「契約なんか何もしてないんだから、もう電話も寄こすな」、という内容です。で、見ていただきたいのは、真ん中辺の、特定商取引法21条2項に違反するっていうところなんです。で、これ間違ってて、2項じゃなくて3項でした。六法を持ってる方は見てほしいんですけど、特定商取引法の21条3項。ちょっと読んでみますと、「販売業者は、電話勧誘販売にかかる売買契約を締結させるため、人を威迫して困惑させてはならない」という規定なんです。これに反していると。さっきの女の子が泣いちゃうとか、上司に暴言吐いてるとかっていうのがまさに。人を威迫しての「人」というのは、相手方に限らないわけですね。人を威迫して困惑。だから第三者に対して威迫困惑させていても、3項に該当するということなんです。よって、今後は一切の勧誘行為をしないようにという警告と、「この通知にもかかわらず、万一貴社が電話連絡や勧誘行為を継続した場合には、やむなく法的手段をとります」と書いたんですが、じゃあ、「やむなく法的手段をとる」というのは具体的にどういうことなのかということなんですけども、同じく特定商取引法の、22条に主務大臣による指示対象行為というのがあって、「主務大臣は、21条に違反した場合には、その販売業者に対して必要な措置をとるべきことを指示することができる」っていう規定が一つあります。まあ要するにやめろ、とか、そういう勧誘をするなっていう指示をすることがある。
 それから23条、業務停止。「主務大臣は、21条違反の場合は、1年以内の期間を区切り、電話勧誘販売に関する業務の全部または一部を停止するよう命じることができる」という規定もあります。
 で、主務大臣というのは経済産業大臣のことだと思われます。経済産業大臣なんですけれども、さらに条文があって、実際には県知事、都道府県知事がその権限を代わりに行使できる、みたいな規定もあるので、とりあえず、こういうことが、違反行為があったときの苦情の持って行き先としては、本来は経済産業省なんですけれども、権限の委譲を受けている、長野県であれば長野県知事に言ってもいいだろうというふうに思いますが。
 それから70条。特定商取引法の70条では、「21条違反行為があった場合には、2年以下の懲役または300万円以下の罰金」という規定もあるので、まさに、言うことをきかない場合は法的手段をとりますというのはこういうことなんですよね。そういう根拠があってこういう警告をしているということなんです。で、この内容証明を出したら、ピタっと止まりました。違法勧誘がですね。で、ここは何も契約も何もしてないので、ここはそれでいいということですね。
(つづく)

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