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2014/08/23

次々販売 14

 「当職はこれまで約一年間に渡って同氏の状況を見守りながら、貴社を始めとする信販会社への返済の可能性について検討を重ねて参りました」と。
 で、まず、この人の状況。
 「71歳の一人暮らしで、年金で生計を立てています。年金収入は一月あたり9万円です」と。で、
 「親族などからの援助はとても期待できません」
 これはちゃんと確認しましたが、とても期待できる状況ではなかったです。子供さんもいませんし、ご兄弟だけいましたけれども、ご兄弟も障害を抱えていたりして、とても援助を期待できるような状態じゃない。また、この人は
 「足が不自由でリハビリ・投薬のため月に二回ほど通院が必要」なんですと。
 「以上により、同氏は年金収入によって必要最低限の生活を維持していくことで精一杯で、返済は極めて困難な状況にあります」で、
 「去る平成16年7月15日付通知書におきまして、一連の販売店の勧誘行為の問題点については指摘させていただいてありますが、それ以前に、そもそも、この人はクレジット代金を払うだけの資力がありません」よと。
 「貴社らへの分割弁済は事実上困難です」と。
 「しかしながら、上記の通知書に添付した状況説明書の契約①によって購入したベッドは、現在も使っているもので、足の不自由な同氏にとってのこのベッドは必需品で、このベッドの代金だけは、生活費を切り詰めるなどして出来る限り払っていきたいという希望を持っている」んですと。ただ
 「このベッドもけして望んで買ったものではない」ですっていうことも付言しています。
 「同じく状況説明書の②から⑭というものは、いずれも同氏の意思によるものではなくて、販売店の担当者が極めて短期間のうちに次々と自宅を訪れて強引な勧誘によって困惑させて契約を迫ったことによるもので、契約の有効性について大いに問題があると考えられます」と。
 「仮に百歩譲ってこれら一連の契約が有効に成立していると考えたとしても、収入などに鑑みて過剰与信に該当すると言わざるを得ません」と。過剰与信という言葉。信販会社の過剰与信でしょうと。裁判になったら争いますよということですね。
 「なお、契約の⑥については法定書面の交付自体がされていないことから、すでにクーリングオフの通知をしています」と。
 そこで結論として、
 「以上の事情を踏まえて、契約①のベッドの残代金の支払い義務についてはこれを認めた上で分割で払うことにして、その余の契約に基づく債権債務は一切存在しないことを確認するという内容の和解を提案申し上げるしだいです」と。で、具体的に言うと、
 「契約①の残代金約30万円(くらいだったと思いますが、)の支払い方法については、年金が隔月毎に支給されるため、年金の支給月に合わせて二月に一回ずつ払うことにして、一回あたりの支払額は一万円程度にしていただくことを希望します」だから月5000円ということですね。
 「すでに述べた同氏の収入からして、それ以上の支払いは現実に困難であることをご理解ください。御検討のうえ当職までご連絡ください」ということです。これはクォークに宛てて送ったもの。
 次の35はオリエントコーポレーションに送ったもの。
 36はライフに宛てて送ったもの。
 38はアプラスに送ったもの。
 それぞれ、契約が違いますので、内容も違っています。それで、全部は紹介しきれないんですが、この中で、今日ご紹介するのは、アプラスの部分です。アプラスに送った和解の提案は38ですね。
(つづく)

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