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2014/07/29

自分自身のことについて

全青司メールマガジン「ブリッジ『気になる存在 注目人』」より
長野県司法書士会 小口一成

 石原さんから、突然のご紹介を受けまして、何も考えずに原稿執筆を承諾してしまいました。
 さて、なぜ私が「注目人」なのか、よくわかりませんが、とにかく自分自身のことについて、書かせていただきます。
 私が司法書士を志したきっかけは、父親が司法書士をしていたからです。ちなみに父は、私が中学2年の冬、44才で亡くなりました。当時父の仕事については興味も関心も無く、ただ、自宅兼事務所でしたから、終日、「カシャン、カシャン」というタイプライターの音が聞こえていたのは、よく覚えています。
 たまに遠方の仕事があると、まだ小学生だった私と弟を車に乗せてドライブがてら連れていってもらったことも、懐かしく思い出します。
 父が亡くなり、事務所も無くなり、いろいろあって自宅も手放すことになり、一家全体が何とも言えない暗い気持ちになったものです。
 高校、大学と進む内に次第に「司法書士」になりたいという気持ちが確固たるものになっていきました。
 大学を出るとすぐに、亡父の知合いのつてを頼って司法書士事務所に就職しました。3年間、補助者をしながら試験を受け、平成6年に念願の合格、平成7年に開業することができました。
 開業前の冬に参加した関東ブロック新人研修会で、静岡の杉山先生のクレサラ問題の講義に感銘を受け、さらに開業後、八王子で行われた中央新人研修会で、静岡の古橋先生が、私たち新人を集めてクレサラ問題についての補講をしてくださいました。
 その後、長野県青司協に入会し、クレサラ110番などを通じて被害者の声を聞き、わずかながら実務経験を積み、クレサラシンポジウムに参加することにより、全国の情熱溢れる同職達の存在を知り、大いに刺激を受けました。
 このような貴重な経験が、私にとってはかけがえの無いものとなり、現在の執務姿勢に多大な影響を及ぼしているように思います。
 また、忘れてはならないのが、クレサラネットの存在です。当時、右も左もわからずに、とにかくクレサラ問題に取組もうと思っていた私にとって、クレサラネットに初めてアクセスし、恐る恐る質問を載せたとたん、即座に全国から何人もの司法書士が回答を返してくれたときの感激は、忘れることができません。このネットが無ければ、今の自分は無かったと言っても過言ではありません。
 また、開業後間もなく中央研修所の所員となり、短い間でしたが研修所の先輩方と共に新人研修会の企画、運営などに関わることができました。地元にいるだけではけして知ることのできない、司法書士制度を取り巻く現状、また、研修の必要性を身にしみて感じることができました。
 その後、静岡の宮内さんに声をかけていただき、日司連の消費者問題対策推進委員会に身を置き、悪徳商法を中心とする消費者問題への取組みという、自分にとっては未知の領域にまで、足を踏み入れるに至っています。
 正直言って、開業当初、自分自身が、今のような(広範な?)活動に関わるとは思ってもいませんでした。気がついたらこうなっていた、というのが感想です。
 しかし、もはや後に引くことはできません。司法書士として、生きていくためには、今やっていることのどれを取っても、何一つ、無駄なことはないのだと確信しています。まだまだやるべきことは山積しています。
 次回は、静岡の中里功さんを紹介します。

    00/11/29(水)
    全国青年司法書士協議会メールマガジン「ブリッジ」掲載

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