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2014/07/31

改正司法書士法によるクレサラ執務の変容 10

今、法律扶助に関する実務的な、手続的な話をしたわけですが、これに関する質問とか、手続面の細かい、わからない点は遠慮なくさきほどの司法書士会のホームページに質問をのせてください。なぜかと言いますと、別に電話で聞いてくれてもいいんですが、なるべく親切にお答えすつもりではいますけれども(笑)、そうするとその場だけになってしまうんです。私、愚痴を言うわけではないでが、同じようなことをけっこう何人もの方から電話で聞かれることがあって、そうすると、こういうホームページの掲示板に質問を載せていただいて、私もそこへ回答をつけることによって、同じことを聞きたい人がそれを見ていただけばわかるわけです。自分のためだけでなくて、みんなのために質問をぜひしてください。掲示板は非常に便利でして、検索ということができます。インターネットをやられている方はご存知だと思いますが、本会の掲示板についても検索ができます。例えば、「過払い」の件でなにか質問をしたとします。誰かが。また半年位して、誰かが似たような質問をしたいというときに、過去にそういう質問や回答があるかどうかということを、たとえば「過払い」というキーワードで検索をかければ過去に同じやりとりがあれば出てくるわけであって、同じような質問を重複してしなくてもすぐ見つけられるという意味で便利なものです。
 もう一つの便利さは、たとえば書式。申立書や各種上申書とか、こういうものを自分は使いましたというものがあれば、そこへ載せておくわけです。そうすると後でそれを見て、使えるわけです。パソコンは非常に便利ですので、コピーして、貼り付けて、自分で加工して、多少字を変えるとか、そういうことがワンタッチでできてしまうわけです。いちいち自分で全部打ち込んでやるよりも、参考になる書式があれば、自分でコピーして、貼り付けして、手直しして、印刷すればそのまま使えるという、そういう便利さもあるわけです。
 それからもう一点は、私は人より口下手でして、代理権なんてほんとは無きゃよかったと思っているくらいなんですが(笑)、裁判所にもけっこう行っているんですが、しどろもどろになっちゃったりすることがよくあって。別に司法書士はそもそも書く士ですから、しゃべれなくたって文章がうまけりゃいいわけです。こういうホームページとかに、質問するというのは、時間がかかって面倒くさいんです、確かに。文章を書く。しかも人が読んでわかるように書くというのは、大変なことなんです。それはそれで。私もけっこう質問したり回答つけたりしますけれど、なお、一度書いて読み返してここは変だなとかで直したりして、気をつけて、気を使って載せているつもりなんですね。誰が読んでもわかるような文章を書くという訓練にもなると思うんです。単なる走り書きとか、覚書とかいうのはしょっちゅう仕事のときにやることです。メモ書きとかも。そうではなく、誰が読んでも意味が同じように伝わるような文章を書いて、こういう公けの場にアップするというのは、自分の訓練にもなると思います。ですから、そういうメリットもあるのでぜひ、面倒くさがらずに、掲示板とか各種ホームページにも書き込んだりしていただきたい。今以上に本会のホームページが活発に利用されていけばいいなと思います。
 それで、さっき言いましたが書籍も参考書ですとかもありますが、それ以外に、今は非常に便利なというか、情報があまりにも多くなってきていて、メーリングリストというものがあるんですね。いろんな、たとえば青司協の何とか委員会ですとか、クレサラ対協ですとか、私いま、一人で10何種類かのメーリングリストに入ってまして、毎日パソコンを開いてメールのチェックをするんですが、各フォルダーごとに分けてありまして、ここは青司協の役員会、ここは本会の委員会、というふうに部屋が分かれていて、そこにメールが自動的に分けて収まるようになっていますので、比較的読みやすいです。朝、5分もあれば、ばーっと見れますので。で、必要があれば返事を出したりということも。要するに、そういうメーリングリストのひとつひとつが非常に有意義な情報を与えてくれるものなんです。そういうのもぜひ、それを全部ここで紹介することはとてもできませんので、またおりをみて、せっかく作った本会のホームページですので、そういうところに、参考になりそうなメーリングリストやホームページの情報も上げていきたいと思っています。それからそういうことに限らず、日々の仕事をやっていくうえで、ほんとに些細なこととか、なんでもいいんですよ。こんなこと聞いたら笑われるんじゃないかとか、一切気にしないで、ぜひ、質問を載せてください。それが、この前の「会報信濃」にも同じようなことを書いた気がしますが、みんなのためになりますので。「自分一人が聞いて、わかって、よかった」ではなくて、質問して、誰かが答えてくれると、自分だけじゃなくて、みんなのためになるということですから、ぜひ、一人でも多くの人が、あそこへ書き込んでください。お願いします。
 それから、最後になりますが、さっき法律扶助の話をしましたが、ちょっと話はそれますが、「司法ネット」という言葉を聞いたことがあると思いますが、総合法律支援法という法律が6月2日に公布されまして、日本司法支援センターという団体が立ち上げられることになりました。法施行後2年内をめどに設立とあるので、平成18年4月頃をめどに法人の設立登記がされるということになっているようです。その日本司法支援センターという独立行政法人ですが、その業務開始が法施行後2年6ヶ月以内になされるということですので、おそらく平成18年10月頃、秋頃をめどに業務開始ということのようです。そうすると、これはいわゆる小泉総理が司法ネット、司法ネットという発言をしていたものが日本司法支援センターという正式名称になったわけですが、それは何かって言いますと、弁護士、司法書士、その他隣接法律専門職種の方々、のみならず、いろんな行政の関係者の方々とか、そういう方々が、一般の方の法律相談ですとか、その他さまざまなサービスが今よりももっとスムーズに受けられるように、そういう体制を作ろうということで、政府が、国がお金を出して、そういうものを整備しようということなんですね。そうすると、司法書士も今、いろんな形で無料法律相談とか、やってますけれども、それはそれとしてもちろん、今後も引き続きやっていくんですけれども、国がお金を出して立ち上げる、日本司法支援センターというところへ、司法書士がどういう形で参画していくかということが、ここ1、2年で非常に重要な問題として、あがってきています。私が今毎月3回くらいのペースで日司連へ出かけていっているわけですが、そういう話をしているわけです。今、なんでそんな話をしたかと言いますと、日本司法支援センターの事業の一つに法律扶助事業があるわけです。今は財団法人法律扶助協会という団体がそれを担っているわけですが、それが、日本司法支援センターが設立されることによって、法律扶助協会はおそらく解散することになるだろうと言われています。法律扶助協会が行っている法律扶助事業が今後は日本司法支援センターでもって取組みがなされていく、ということになりますと、そこに司法書士が、法律扶助というものに、いったいどの程度司法書士が関わっているのかということが、非常に重要な意味を持ってくるだろうということなんです。司法書士がどれだけ書類作成援助を出しているかということは、件数で一目瞭然でわかってしまうことなんです。昨年、年間で2500件くらい出たということですが、とてもその程度の件数では、司法書士がやってますということは言えないだろうという話です。一言で言いますと、件数をもっと出してくれということです。これは常に言われていますので、今日こういう場を与えていただいたものですから、法律扶助をぜひ、みなさん使っていただいて、もちろん基本的には一般の利用者の方々のためにある制度なんですけれども、これを司法書士が、きちんと使ってます、依頼者に説明して使ってますよということを言っていくことが、ここ1、2年で非常に大事なものですから、そういう意味もあって、そういう話もさせていただきました。
 ちょっと時間を過ぎてしまいましたけれども、私からの話は以上であります。どうもご静聴ありがとうございました。
(了)

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