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2009/07/02

講義録 過払い金請求 10

 その次の行で、平成17年3月26日付けで、今度は20000円を借りています。そこまでに、5日間が経過しているんですね、「日数」というところを見ますと。右の方へ行きますと、一番右です。「4」という数字がありますね。この4という数字が、利息になります。その上の段の、過払い金5976円に対する、5日分の、年5%の利息が4円になるわけです。この4円の扱い方というか、処理の仕方なんですね。ここが、まあ、いろんなやり方があると思うんですけれども、私が少なくとも把握している計算方法は、二通りあるんですね。
で、ここで紹介している計算方法というのは、その4円というのが、20000円をそこで借りてますけれども、その20000円を借りた時点で、すでに生じていた過払い金の利息4円が、まず最初に充当されると。過払い金の5976円よりも先に、利息の4円がまず、充当される。20000円に。その次に、過払い金の、元金と言ってもいいんでしょうけど、過払い金元金の、5976円が、充当されると。その結果、残元金は、そこにあるように、14020円になると。こういう計算のやり方です。この計算の方法が、今は主流です。主流というか、裁判所も、この方法をとっていると思います。
 もう一つの方法というのは、ここに付けませんでしたけれども、この利息の4円というのを、ここで充当させずに、放置しておく。そのまま手を付けずに、利息を残しておくわけです。で、過払い金の5976円だけを、20000円に充当する。そうすると残元金が、ここでは14020円になってますけど、14024円になると思います。残元金が多くなってしまうんです、若干ですけどね。
 どちらが有利になるかっていうと、ここに付けてある計算方法のほうが、有利な計算方法になります。なぜかと言うと、過払い金の利息というのは5%に過ぎないんですけど、一方、貸金に対する利息というのは少なくとも18%です。そうすると、18%と5%の差があるわけですから、その後、長い時間が経過していけばしていくほど、両者の開きが出てきます。つまり、利息を充当させずに残していくほうが、残元金の減り方は小さく、その分過払い金の増え方が緩やかになっていきます。そうなると、最終的な過払い金額というものは、利息を残していったほうが、少なくなってしまうということですね。
 これは、この外山さんの計算ソフトの場合は、ボタン一つで切り替えられるようになってるんですね。利息を充当させるかさせないか。

(つづく)

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長野県 松本市 小口一成司法書士事務所

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