ヤミ金融撃退マニュアル 6
4 想定される「嫌がらせ」の説明と対処方法
ヤミ金融は、自らの請求に法的根拠が無いことを承知のうえで、それでもあわよくば何とか支払いをさせようと、あの手この手を尽くします。
そもそも法的に支払いを求める根拠が無い以上、相談者自身が「何があっても今後は絶対に支払いをしない」と堅く心に誓い、そのとおりに行動することができれば、ヤミ金融としてはもはやどうすることもできないということになります。
しかしながら、相談者は頭ではそのように理解していても、実際にヤミ金融から想定外の嫌がらせを受けると、そのこと自体に驚き、冷静さを失い、不安にかられるものです。
そこで、予め、想定される、ありとあらゆる「嫌がらせ」とそれに対する対処の仕方を相談者に説明しておくとよいでしょう。具体的には、「こんなこともあるかもしれませんし、あんなこともあるかもしれません。でもだからといって相手の要求に応じて支払いをしてしまっては、それこそ相手の思う壷なんですよ。みんながんばって乗り切っているんですから、あなたもがんばって乗り切らなければいけないんですよ。私たちもがんばりますから、一緒にがんばりましょうよ。」と説明しておくとよいでしょう。
(想定される嫌がらせの例と対処方法)
・頼んでもいないのに出前のすしが届いた→頼んでいないのであれば、「頼んでいません」と言えばよい。
・頼んでもいないのに宅配ピザが届いた→同上。
・勝手に消防車を呼ばれた→どうしようもないが、少なくとも相談者は何も悪くない。ひどい場合は警察に被害届を出す。
・近所に電話をされた→同上。
・近所に張り紙をされた→同上。
(他にもあるかもしれませんが、基本的には上記と同様に対応すべきです。)
(つづく)
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